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ニュー・シネマ・パラダイス
TOHOシネマの午前十時の映画祭で、「ニュー・シネマ・パラダイス」を見てきました。

あらすじは、こちらを。

観終った後に、なにか心に寂しさを残す映画でした。
寂しさの要因はいろいろあるんですが、特定のシーンが寂しさを訴えてるのではなく、映画全体の空気から寂しさが漂ってくるんです。

ノスタルジックな音楽がそうさせるのでしょうか。





良かった事も、辛かった事も、皆「思い出」になってしまった、そういう寂しさなのでしょうか。

*

舞台は、戦後間もないシチリアのジャンカルド村。
映画は、村の唯一の娯楽。
スクリーンを前にして、皆騒いだり、手を叩いたり、怒ったり、泣いたりしながら映画を観ている。大人も子供も、本当に本当に映画が好きだったんでしょうね。

その中でも特に心にしみたシーンは、映画を観られなかった人々の為に、映写技師のアルフレードが広場の白い壁に映画を映してあげたところ。
映画を映す光が、ゆっくりと映写室の壁を移動してゆく。映写室のポスターの上を、柱の上を、でこぼこしながら、ゆっくりと移動していく。
そして…、やがてそれが窓からそとへと飛びでると、いきなり何倍にも大きくなって広場の白い壁一面に映画が映し出されるのだ!

ドキドキしました。鳥肌がたって、泣きそうにもなりました。

皆が口々に「アルフレードありがとう!」と言ってスクリーンに釘付けになる。アルフレードも、トトも、皆も映画を心から愛している。そういう幸せにな空気が満ちている。

だから、その次の瞬間の映写室が火事になるシーンは本当にショッキングで涙が止まりませんでした。

映画の冒頭でアルフレードは、映画技師の仕事を「よくない仕事」として語っていました。しかし、この広場のシーンは、やはり映画技師の仕事はすばらしい仕事で、アフルレードもこの仕事が好きなんだと、心からそう感じられるんです。

なのに、次の瞬間。この幸せの中心にある、映画のシーンが…音も無くスッと溶けてなくなるんです。

先ほどとは違う、鳥肌がたちました。

大人たちが逃げ惑う中、トトはアルフレードを助ける為に、炎の燃え盛る建物の中に飛び込んで行くんです。そして、気絶したアルフレードを映写室から引きづり出す。自分の何倍も大きな大人の男を、小さな小さな男の子が。

映画だからね。映画だから、そういう脚本なんだって分かってはいるけれど、あんなに小さな男の子を火の中に飛び込ませて…
そして、アルフレードから映画技師の仕事を奪ってしまうなんて、神様は酷いと思いました…。
だって、あの映画館は教会なんですよ。

*

ニューシネマパラダイスは、劇場公開版と完全版で少し内容が異なるそうです。
今回、TOHOで上映したのは、劇場公開版という短縮されたもの。
本来の完全版は、155分だそうな。

完全版は観た事が無いので分かりませんが、完全版だとラストシーンにエレナが登場するらしいです。

だから、帰って来たトトに対して母親の「あなたを本当に愛してくれる人をみつけてほしい」というようなセリフがあったのかな。
完全版を見るとここのあたりが補完されるんでしょうかね。
観ていないから何ともいえませんが。

しかしながら、エレナが別れも告げずに消えてしまったことは、そんなにひっかかりませんでした。お互い若い年齢でしたし、立場の違いや、父親の不理解などもありました。そして何より、アルフレードは始めから、エレナとの恋愛は難しいと話してましたしね。

ただ、分からないのが、バルコニーの下で王女を待ち続けた兵士の話。
最後の日になって、去ってしまったんでしたよね。
トトはエレナにあえたけど、兵士はどうなってしまったんだろう。

*

ラストシーンで、トトはアルフレード、そしてパラダイス座の形見として検閲でカットされたキスシーンのフィルムを受け取る。
あのフィルム。映画の冒頭でアルフレードは「このフィルムはお前にやる。しかし、管理は俺がする」と言っていました。
その会話があった頃は、まだ二人は親しくありませんでしたが、アルフレードはその会話をずっと覚えていたのでしょうか。

*
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