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アイドル、かくの如し
12月に「アイドル、かくの如し」(作、演出:岩松了)を見てきました。
下北沢、本多劇場です。

主演は、宮藤官九郎と夏川結衣。
夫婦が経営する芸能プロダクションで起こる、さまざなトラブルと人間関係を描いた作品です。

たくさんの登場人物、交錯する人間関係、仕事のトラブル…いろいろな出来事が入り交じり、どこまで風呂敷を広げてゆくんだろう…そしてこの広がった風呂敷はどこで回収するんだろう…と思っていると、まったく回収されないまま、潔く緞帳を下ろして終演。(いや、正確には緞帳はなかったんだけどね)衝撃のラストとかは無い。

分かりやすい起承転結はなく、芸能プロダクションの毎日の、ある一部分をざっくり切り抜いて舞台の上に持ってきたような感覚。しかし、かといって、そこに描かれているドラマは決してリアリティがあるものでもなく、アイドルの裏側を描いたセンセーショナルな内容でもない。

見終わった後の「おもしろかったー!」というすっきり感はあまりありませんでした(笑)
どちらかというと「え?」「え?もうおわり?」という様な、あっけない終わり方。
思えば、始まり方も唐突でした。登場人物も多く、人間関係も複雑で、少しでも気が散るとあっという間に展開についていけなくなります。(そんな複雑な展開もないんですが)
観る側が「楽しんでやるぞ」と気合いをいれないと、ついて行けないような内容でした。
逆に言えば、繰り返し見ても面白い、いや、繰り返し見た方が面白いのかも。始まってすぐは、内容よりも状況を理解することが精一杯でした…。
私はこういった作品の伏線などに気づくのが極端に不得意です。はい。
もう一度見に行きたい。。。。


登場人物はみな、どこか不完全で足りない部分を持っている。
そこがとてもリアルであって、逆にとても嘘っぽい。個性的でアクの強いキャラクター。
嘘と本当。
敵と味方。
繁栄と衰退。
強さと弱さ。
大人と子供。
変化と停滞。
台詞もストーリーもどこか矛盾めいていて、良いことを言っているように感じるけれどまったく空っぽだったりもする。
「何がこんなにあつまって、枯葉になるんだろう」
という台詞があったけど、(若干ニュアンスが違うかも)結局どういう意味だか私にはわかりませんでした。
2回3回見れば分かるのかもしれないし、案外何の意味もないのかもしれないし。


そんな具合の、地味めのストーリーなんですが、それでも飽きさせないのは、何といっても夏川結衣さんの存在感。
夏川結衣さんは、何て美しい女性なんでしょうね。
ああいう女性を「女」っていうんでしょうね。
夏川さんが舞台上にいるだけで、舞台がとても華やかになるというか、緊張感がうまれるというか、夏川さんの声を聞いているだけで耳が幸せでした。
初舞台と書いてありましたが、とてもとても初だとは思えない存在感でした。
後から思い返してみれば、確かに台詞をかんでたな~というところが何度かあったかもしれないけど、そんなことどうだっていいくらい、夏川さんがとても魅力的でございました。
目と耳の保養になりました。

そして、夏川さん演じる祥子さんはもちろん、それぞれの登場人物の台詞のテンポの良さと、キャラクターの面白さが飽きさせません。
次から次へと言葉が弾み、笑ったり怒ったり。後半は全体的に情緒不安定だったけど。


可能なら、何回か繰り返し見た方がより面白く感じられる舞台かと思います。
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